あなたは会社の福利厚生の一環である、従業員持株制度、始めていますか??社員が自社の株を給与天引きで購入できる制度です。
あるけどめんどくさそうだからやっていない。
という声が聞こえてきそうですが、わかります。私もめんどくさがりですから。
でも、そんなめんどくさがりの私が一歩踏み出したら、想像以上に増えていました。株価はあまり上がっていないのに。なぜこんなに増えているのか、と驚いています。
従業員持株制度、自社株の状況
3年ほど前、会社の福利厚生の一環である、従業員持ち株会に入り、自社株の積み立てを始めました。大体月1万円ほど積立ていましたが、産休を機に停止していました。実際に積み立てていた期間は1年半ほどです。
先日、我が家の家計の管理の記事を書きましたが、その時は今後の持ち株会の積み立てはしない方針でした。
というのも
1年半ぶりの復帰でパスワードを忘れてしまったから(汗
再発行やらを後回しにしていて先日やっと確認できました。
給与と賞与の天引きで25万円の原資に対して、33万円ほどになっていました。
多くない??
驚きました。株価はほとんど変わっていないのに、なぜ?
自社株の評価額が増えていた理由
理由はこの3つです。
10%の奨励金
一般的に福利厚生の一環に従業員持ち株会を行っている会社が多く、5~10%の奨励金を設定している場合が多いですが、わが社の場合は10%でした。
つまり、10%の奨励金であれば、10,000円の株を買ったら、10%の1,000円分を会社が追加してくれるので、11,000円分の株が購入できる、ということです。
給与天引き | 10,000円 |
---|---|
奨励金 | 1,000円 |
合計 | 1,1000円 |
たった1,000円か、と思うかもしれないけれど、1,000円の給与を上げることって簡単ではないです。特に時短の私には。
手元の現金ではないけれど、株という形で10%増えるのは結構すごいことです。
1回でこれだけなので、年間12万円の拠出であれば、奨励金12,000円です。
これを10年続ければ・・・120万円の原資に対して奨励金12万円、合計132万円分の株が購入されます。
夢膨らみます、うへへ。
配当金再投資
これも会社ごとに異なりますが、わが社の場合は配当金は再投資されていました。
配当金とは、株主に分配される現金配当のことです。株主は出資比率(持ち株数)に応じて利益の還元を受ける権利(利益配当請求権)を持っています。
忘れがちだけど、株を買う、ということは株主でもあるということです。もちろん、自社株であってもそうです。なので、配当金を受け取る権利があります。
配当金の割合は会社ごとに異なりますが、現時点で高いところだとなんと10%近くの配当がある企業もあるとか。とはいえ、一般的には3~5%前後です。
ちなみに、持株の新規積立は産休に入って停止していたけど、持株会自体は加入のままだったので、配当金は入ってくる、というのが嬉しい誤算でした。
これが株を持つってことなのか!と実感しました。
株価は平行線
購入し始めてから今まで、株価はほぼ平行でした。よく言えば下がっていない、悪く言えば、上がらなかった、とも言えます。
ただ、株価が平行線だったおかげで、奨励金と配当金の影響を実感できました。
複利のすごさを実感した
株価が平行線なのに、奨励金と配当金で知らぬ間に金額が増えている、と嬉しい状況になっていました。
これも3年前、めんどくさがりな自分が、とりあえず始めてみよう、と思って一歩踏み出したおかげでした。
自分の働く会社に投資するなんて、業績悪くなったらボーナスも株価も減るし、いいことない。
って思っていたけど。とりあえず少額から始めてみて大正解でした。
今後さらに株価が上がってくれれば、さらに恩恵を受けられるな、と夢は膨らみます。
自社株積立のデメリット
株なので、もちろん下がることもあります。10年度、今の株価が半分になっている可能性もあります。なので、奨励金が出るから、と自社株に全振り、は危険です。
投資はあくまでも余剰資金で、は絶対です。私がお金の教科書にしている、この本でも記載されています。
それ以外に従業員持ち株会特有のデメリットとしてはこちら。
- すぐに売却できない
- 好きなタイミングで買えない
- 株主優待を受けられない
- 業績悪化時のリスク(ボーナスも株価も両方下がる)
従業員持ち株制度、自社株積立のまとめ
会社ごとに細かい条件は異なりますが、どの会社も福利厚生の一環で行ってるので、従業員としてはメリットがあります。
自分で証券会社で株を買う、よりも金銭的にも手間的にも、かなりハードルは低いです。
まだの人、ぜひ福利厚生ページから確認してみましょう。検討する価値はありますよ!
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